NO.6

日本人町はまるで大きな堀のように、アユタヤ王朝を囲むチャオプラヤ川の入り口にあった。あまりにも日差しが強く暑いので、帽子を買った。(If you want to see it click!)
車でワット・ヤイ・チャイ・モンコンに向かう。
タイとセイロン、ビルマは色々な意味で深い関わりを持つ。
ここは、14世紀半ば初代王(ウートン王)が建てたと言われるアユタヤ最古の寺院。この寺もセイロンから帰国した僧侶たちの為に建立された。
隣国から学び隣国を征し、また隣国に制覇される。その中で常にビルマは圧倒的な武力による優位さを確保していたようだ。
今のカンボジアは、その当時の繁栄をどう見ているのだろう。
一際高い塔は72mの高さが有り、1592年のビルマ軍との戦いでアユタヤを再び奪還した戦勝記念に建立されたもの。
この境内には涅槃像があり、実際に現在も使われている寺もある。

涅槃像は青空の元ゆったりと横たわっている。
その周りには数々の花々が咲き乱れ、赤茶けたレンガと緑のコントラストが素晴らしい。雨季のこの時期だからこそ見られる美しさだ。
クチナシに似た風合いの、可愛い花”ラントム”が大変に印象深かった。
悲しみの花であり、そのためにお寺の境内やお墓にしか植えられない花。
でも、愛らしくて故人を守ってくれる花。手毬のように円く咲く花美しく匂い立つようだった。

涅槃像の奥から寺の建物までの側道に、小さい祠があり若いお母さんが一心に、お祈りを捧げていた。
彼女の邪魔をしないように、足早にその場を去り寺に向かった。
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