NO.2
食べ物の市場の次は金物の市場。溶接の火花が飛んだり、トントンと金槌の音がする
色気のない場所を歩く。旅行者らしきのは私達だけ。みんな忙しそう。狭い通路に
青いトラックがうごめく。日本じゃ駐車違反だろうに、そんな事お構いなし。そう言えば
自動車はみんな、デコボコぶっつけた跡がある。さもありなん。
ねえ!これなんだろう?可愛いね。これって、日本のポケモンだ。
こっちでも人気があるのかなぁ。髪飾りがイッパイ売ってる。佳代ちゃんに、今 日本の
若い女の子には昆虫やチョウチョのアクセサリーが人気だと教えてもらう。
ふぅ〜ん?そうなの。そこでチョウチョの髪飾りゲット。
きらきら光る小さい髪留め1つ1500ウオン。綺麗だね。これって日本でいくらするんだろう?
150円では絶対手に入らないだろうと言う事だけ、髪の短い天然パーマの私にも分かる。
南大門市場まで、とうとう歩き通す。途中で10000ウオンの帽子を買う。
南大門市場ではすごい人の数。日本人もたくさん。
皮のコートを見ると安い安い。あぁ〜!ぴっぴのコート!キャメルのコートで前に犬が
2匹。後ろに2匹。刺繍してある。らくだの質の良いフード付きコート。
日本語の上手なお兄さんは
「ホントは七万五千円するよ。でも今日は、三万五千円で良いよ。トクベツネ」と言う。
「高いわ!」と私が言うと「分かった、オクサン、イクラナラカウ?」
「そうねぇ〜!」「ヨウシ!じゃ、二万二千円ネ!。これならイイデショ!」
「うぅ〜ん?」「ヨウシ、ワカッタ!二万円ね!」「うぅ〜ん!また後で来るわ!」と私。
店を出るのを追っかけて「オクサン!一万九千円ネ!」
「あぁ〜!ソレジャ〜、一万八千円!」
一体いくらまで下がるんだろう???結局荷物になるのが嫌で買わなかった。
でも今、後悔しきり。買っときゃ良かった。残念逃がした魚はデカイ?
もう一回、韓国に行べきだ!

南大門を記念にパチリ。その私の後ろから旦那様がデジカメでパチリ。
お昼ご飯を食べるのをすっかり忘れてました。何処で食べようか?
ここ綺麗そう!でも写真のメニューがないと何だか分からない。あ!料理の写真が
書いてある。ここならOKね。
ビビンバの写真に、ちょっと一安心。値段はキムチ付きで4500ウォン。ここは日本人
もやって来る場所らしい。なんたって南大門市場のロッテホテルの近く。
朝の市場からすると高いな。でも美味しかったよ。
そうそう、ロッテデパートの中で休憩をしました。ロッテリアでかき氷を食べました。
フルーツがいっぱい入っていて2400ウォン。美味しかった。エビバーガーとポテトと
コーラのレギュラーのセットが3500ウォン。安いなぁ。
この日は疲れて途中で雨が降り出した事もあってタクシーでホテルまで帰る。
夕食はロッテデパートでパンや韓国風海苔巻などを買いこんで、ホテルで食べる事
にする。
部屋で食べるのが嫌なら、ホテルのレストランで食べても良いし。
でも、疲れて部屋に着いたら、お風呂に入って出かける元気なし。
結構美味しいパンをかじって、ジュースを飲んで寝ちまう!。。

今日は日本に帰る日。早く寝たおかげで、早く目が覚める。
昨日、景福宮に行っていなかったので、崎村さんに声を掛けて一緒に出かける。
今日はタクシーで。7000ウォン。朝が早いので閑散としてる。警備の警察官が
点呼をしていた。その中の一人が「Nine o'clock,open.」と言った。でも資料館の所まで
行ったら、中から出てきた人が親切に日本人専用のガイドブックをくれた。ラッキィ〜!
綺麗な庭園を散策して、ソウル市庁まで歩く。
道が分からなくなって歩いている人に聞く。段々こつが飲みこめてくる。
英語の通じそうな人は男の人で若い人、ビジネスマン風。
日本語の通じる人は年配の人。でもこれは失礼だがあまり宛てにならない。
自分の覚えている日本語を試してるだけ?具体的に教えてくれない。
最後に、地下鉄で東大門まで行く。途中で桃が1000ウォンで売ってる。葡萄が一房
1000ウォン。葡萄は買って食べてみたけど、酸っぱいな。日本の巨砲のような葡萄では
ない。
東大門の地下鉄駅を反対に来てしまったらしい?
ここは何処?道路の様子も一変する。通路もガタガタ。ゴミが散乱してる。
人々が賑やかに喋ってる。英語の通じる人も皆無。
ここは、ソウル市民の下町?
行けば行くほど、私達だけがそぐわないと肌で感じる。
どっちに行けば良いの?
そろそろ、お腹もすいた。
仕方がない。戻りましょう!今きた道を引き返す。同じ道を通って東大門の地下鉄
駅の所まで出る。ちょっと、ドキドキ。
ここから、そろそろホテルに戻らないと集合時間に間に合わない。
タクシーでも拾いましょう。
その前に朝ご飯。開いているお店に入って、持っていたガイドブックの料理の写真
を見せて頼めるか聞く。身振り手振りも板につく。
笑ってしまったのが「ちゃんぽん」「うどん」 ちゃんぽんはインスタントラーメン。
ウドンはおでん風に中に入ってる天婦羅を辛子醤油に付けて食べる。
タクシー!手を挙げたら止まってくれた。やったら愛想の良い運転手さん。
模範タクシーではなく一般タクシー。これでコミュニケーションがとれたら最高
なんだけど。悲しいかなまったく言葉が通じない。用意していた韓国語で書いて
もらった(今朝のホテルのフロントのお姉さんは英語が通じた)ホテルの名前を
見せるのが、唯一の手段。
韓国に本当に行きたいのなら、
「食べるものぐらい、ハングル語を覚えて行くべし!」
というのが教訓!!
それにしてもロッテデパートぐらい、アルファベットで各階の案内を添え書きして欲しい。
ハングル語だけでは全く分からない。本当に異文化を感じました。


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