No.4  イタリアーノと青の洞窟
ナポリから高級リゾート地である、カプリ島へ渡る船の中で陽気なイタリアーノを目の当たりにしました。

私が船に乗り込んだ時、2,3人の男性がワインの大きなボトルを高く掲げて、ラッパ飲みをしながら楽しそうに談笑していました。
暫くすると、その輪が見る見る間に広がり、そのうち歌声と拍手が聞こえてきました。

そして、すぐに客席の狭い通路で、歌いながらのダンスが始まりました。
周りに居た人たちも自然にその歌に加わり、躍り手も次々に変っていきます。
それはそれは楽しそうで、飲めや歌えの大騒ぎ。

イタリアの歴史が古いのは周知の事実ですが、現在のような状態で一つの国として統一されたのは19世紀に入ってからなのです。
ナポリは15世紀には王国であり、彼らはイタリア人ではなくナポリ人だったわけです。

小国と言えども、国が違えば、国民性も違う。
南イタリアの人々は、陽気で明るくて物事に拘らない。約束も30分遅れるくらいは気にしない、人生を楽しみ、美味しいワインを楽しむ気質を持っています。

また、イタリアは北と南の経済格差が大きい。北は裕福で農業主体の南は貧しい。
人種も黒髪の陽気な感じの南の人に比べて、北は金髪で背が高い人が多い。

ナポリ人は私の思っていた、陽気なイタリア人そのものです。
この船の中で出会ったダンスと歌とワインに興じる人々がその象徴のように思います。

カプリ島の港に可愛い三輪車がありました。
島の急斜面や、狭い路地を行き来するには最適な乗り物だと思います。
そう言えば、イタリアの他の街でも三輪車を見かけました。カプリ島に限らず、古い歴史ある街ではこんな車が便利なんでしょう。

天気が良く海が穏かなら、更に小船に乗り換えて青の洞窟に入ることができます。
カプリ島を訪れる観光客の30%しか見ることができないのだそうですが。。。
行ってみて初めて、そのことを納得しました。
洞窟の入り口は本当に小さく、ボート(手漕ぎの公園ボートのようなもの)に乗って身を低く屈め、やっとすり抜けることができます。
波が高いと入れない狭い小さい入り口。

陽気な船頭が誘ってくれたその洞窟の独特の世界。
ブルーと翡翠が混じった何とも言えない色。
太陽の光線が水に反射して織り成す神秘的な美しい色。
右の写真はビデオから取り込んだ静止画ですが、本物には遠く及ばないのが残念です。
もう一枚のこの色を少し混ぜてみたら、あの時の青い色に少しは近づくかもしれません。

船頭のイタリアーノが歌う「サンタルチア」は洞窟の音響効果が素晴らしく、忘れられないものになりました。

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