2010年5月4日ホームページをリニュアルしました。まだ、少しだけ不完全なところもありますけれど・・・
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回復の巻 術後編 その2
元気よく、配膳係の人が仮丘さんのところへ食事を運んで来た。
ボーっとした頭で話を聞いていると、どうも彼女の食事は普通食のようだ。
開腹手術を受けてないからなのだそうだ。
お隣さんは、一時間毎にドンドン回復していくのが分かるような感じがする。
それに比べて、私はどうなっているんだろう。。
旦那様が顔を覗き込んで
「まだ暫く熱は続くかもしれないね。仕事に行ってくるけど、何かあったらナースコールのボタンを押しなさいね」
心配そうに言った。
「大丈夫よ、ちゃんとドクターに私の状態はどうなのか聞いてみる」 声を出してみるとやはり息苦しいが、病室を出て行く彼に頷いてもう一度、大丈夫だと伝える。
和子がやってきた。
「どう?やっぱし熱が高いみたいね。」
「うん。」
目を開けるのが辛い。
少し眠ってしまったようだ。
気がついたら松尾先生が部屋に入って来られるところだった。徳久先生ではないのか。。。
「熱が高いのはある程度仕方ありません。後は薬が効くのを待ちましょう。三日間この抗生剤を使って改善されない場合は薬を変える事も考えますから。」
「この息苦しさは熱のせいでしょうか?」
「そうだと思いますよ。とにかく、今日は一日絶食しなければなりません。身体の回復を待ちましょう」ドクターは結構淡々と話しながら、お腹の傷の様子を確かめて、ガーゼ交換の作業をしている。
私は、熱でボーっとしたまま、早く時間が経過してくれることを望むしかないなと思った。
その後和子が氷枕の氷を新しくしてくれたり、額のタオルを替えてくれたりするのを感じながら、うつらうつらの状態が続いた。その間中、意識をかき乱すものは隣の娘の煩い笑い声、バタバタ動き回る足音。 気になり始めたらどうしても、それが耳についてしまって、頭痛と息苦しさが増幅していく。
定期的に発熱と悪寒が繰り返し襲ってくる。
その丁度 狭間に、清拭をされた。
カーテンを引いたベッドの上で、看護婦さんが二人掛かりで身体を拭いてくれる。 服の片身を外して身体を横向きにしてから、手早くタオルで拭いてくれる。色々なチューブが身体についているので難しいはずだけど、これも慣れのせいかとても手早い。
背中と腕と、尿管が身体についているのだけど、それも段々気持ち悪い状態から気にならないとまではいかないが、仕方ないと頭が受け入れる状態にまではなってきていた。
発熱のために汗もかなりかいていて、清拭は気持ち良かった。
この息苦しさを除けば・・
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