2010年5月4日ホームページをリニュアルしました。まだ、少しだけ不完全なところもありますけれど・・・
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入院顛末記
8時10分。
静かに点滴の落ちるのを見ていたら、先ほどの看護婦さんが迎えにやってくる。
「それでは、先生の最終検診を受けます。さ、点滴を引っ張って行きましょか?」
最後の方は にっ!と笑って明るく言った。
私も ちょっと笑って頷く。
点滴をゴロゴロ引っ張りながら、乳児センターの方へ行く。
ここの診察室で検診を受ける。履物を履き替えて、特別病棟のような造りの乳児センターに入る。
手術が終わったら絶対赤ちゃんを見に来よう。
診察室に入ると徳久先生が待っていた。
検診台に上がって、内診とエコーの検診を受ける。
「別に異常はありませんね。それでは、頑張りましょう!」
先生は強めにキッパリ言った。
私も「はい!」とキッパリ言った。不安はない…と思う…のだけど…でも…
8時30分。
部屋に戻る。
ベッドに横になっていると、看護婦さんが二人やってくる。
「さあ、それでは準備しましょう。」
気が付くと青緑色の担架のようなベッドが すぐ横にあった。そこに移るように指示される。
狭いベッド式担架だ。腕を縮込めるように横になる。
トラックの荷台のように枠があるので、余計に狭っ苦しい。
真っ直ぐに足を伸ばすと、すぐに点滴が担架ベッドに装着される。
担架の高さの調整を一人の看護婦さんがやる。その間にもう一人の看護婦さんが、私の右腕に血圧計を巻きつける。
自動的に空気が送りこまれて、血圧の測定が始まる。
「異常無ありません。」と言う声。何が異常ないのかな。血圧だろうか。
「あ!帽子。」血圧計を巻きつけたほうの看護婦さんが、走って部屋を出て行く。
どうしたのだろうと思っていると、すぐに戻ってきて 帽子?らしきものを私の頭に被せる。
うん?あまりに目深に被されて、前が見えない。自分でちょっと、引っ張ろうとしたら、あら?右手は血圧計。左手は点滴。動く方は点滴の刺さってる左手の方だけ。不自由なもんだわ。
でも、針が刺さってても 割合自由に動かせるからすごいわね、と妙に感心もする。
「それでは、10分前に部屋を出て手術室に行きます。」
天井の染みが目につく。雨漏りの跡だろうか?
山口さんと稲留さんがこっちを見て
「頑張ってね。行ってらしゃい。」と言ってくれた。
「はい、頑張って来ますね。」とできるだけ明るく答えた。
旦那様が、うんと頷いた。
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手術前5
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当日1
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